
チャドクガは日本の毒蛾の中でも特に有名な害虫です。
名前のとおり毒をもっていて、その毒に刺されて被害にあってしまう人が数多くいます。
そのほかに、畑や家庭菜園などにも被害を及ぼすとても迷惑な害虫といえます。
チャドクガの生態と特徴

出典:wikipedia
春から秋の4月から10月ごろにかけて年二回ほど幼虫が発生します。
成長すると25mm程度あり、ツバキ、サザンカといったツバキ科の植物の葉を食べます。
また、幼虫が幼いときには群れていることが多く、集団で葉を食べています。
まるで、行列に並んで行進でもしているかのように固まって動きますし、なにか、刺激を与えると、頭を上に上げて、左右に振ったりします。
この群れでの幼虫の光景はとてもユニークでリズムがそろっているためにとても面白く見ものですが、それと同時に、害虫であるチャドクガが敵を威嚇している姿勢を出しているという説もありますが現時点では定かではありません。
成長していくとともに、食欲が増してくるために、木が丸一本食べつくされてしまうこともあります。
成虫の場合は、昼の時間帯は明るい場所出の行動はせず、木の下の暗い影のあるところでで頭を下げて止まっていることが多いです。
基本的に蛾は暗い場所で止まっているのを見かけることが多いですね!
夜、家の電気をつけてるときなんかは部屋の明かりに反応して入ってこようとしたりしますから、そういうのもあるでしょう。
また、天敵は、スズメバチです。
チャドクガに、畑や家庭菜園などもやられてしまわないように、注意が必要ですし、毒などもやられるとかなり危険です。
そのための対処法についても解説していきます。
チャドクガの毒性とは!
チャドクガは蚊やハチのように攻撃性のある生き物ではないけれど触るのには注意が必要です。
触ると、2~3時間ぐらいすると腫れて赤くなり痒かゆを感じ始めます。
2度目以降に触れてしまうとアレルギーを引きこしてしまうために注意が必要です。
3回目になると症状がひどくなり、毒針が皮膚に刺さってしまい内部に毒が入ってしまうために、かゆくなってかいてしまうことにより炎症が起こります。
毒針毛はあらゆる隙間から入るために、体のほとんどの部分で発疹が起こることが多く、予防がとても難しいです。
何も知らずに、蚊に刺されたと勘違いして頬って置くと、全身やかゆみ、痛みで睡眠も取れなくなり、熱やめまいなども起こることもあります。
そのままにせずに、すぐに病院にいくことをお勧めします。
チャドクガの毒の治療方法と対処・駆除の仕方
チャドクガの毒は、ハチの毒のような人を死に至らしめるほどの強い毒性はないものの、長期的にかゆみなどが続くとても面倒な毒です。
自分がチャドクガに触れたことに気づかないで、蚊に刺されたと感じると痛い目を見ます。
その症状は全身に広がっていきます。
その対策方法としては、まず、毒針毛をガムテープなどといった粘着力の強いものを使って丁寧に除去することでしょう。
また、洗濯機などで洗ってもあまり意味がなく、返って毒針を拡散させかねませんので、それはやめましょう。
チャドクガの毒は熱に弱いたんぱく質のために、50℃以上のお湯を使って洗濯するか、スチームアイロンをかけたりするといいでしょう。
そして、皮膚は水でゆっくりと時間をかけて洗い流しましょう。
そのあとに、ステロイド、抗ヒスタミン薬軟膏など処方を受けて塗りましょう。
一般の薬や蚊に刺されたと用の薬では効果がなく、むしろ悪化するので、症状がひどくなる前に病院へ診察を受けに行きましょう。
また、チャドクガの対策として、触れてしてしまうまえに、駆除してしまうことが大切です。
そのために、チャドクガ専用のアイテムを使いましょう。