
オケラというのは名前だけは聞いたことはあっても、実際には見たことがないといった場合が多いのではないでしょうか?
最近は、オケラ(ケラ)による畑や家庭菜園などの被害が増えています。
そのオケラの実態に迫り、対処・駆除方法などについて解説していきます。
オケラ(ケラ)の生息地と、生態と特徴とは?
成虫になると体長は3cm前後までになり、体の色は茶色の褐色で、全身に細かな金色の毛が生えています。
見た目はコオロギに似ているために間違えやすいが、頑丈なモグラのよう形の発達した前足をもっているために、土の中を彫るように移動できるのです。
また、幼虫は成虫より小さくて集団で生活します。
冬になると成虫は土の中にもぐって冬を越しますが、春になって暖かくなってくると地上で生活するようになります。
田んぼや草原、畑などの土の中に巣の穴を掘って生活して移動するために、トンネルの上の表面は盛り上がってしまい、その周辺は作物の根が浮いてしまって水分を吸収できなくなります。
そのために、作物の害は広がっています。
稲の害虫として有名です。
また、もっとも発生する時期は4月~6月や9月~10月と暖かい時期に多いです。
土壌は、乾燥したものよりも水分を含んだものを好み、水田付近でよく見られます。
オケラ(ケラ)の危険性と駆除・対策とは?
オケラ(ケラ)によって掘られたトンネル部分の作物は、根が浮いてしまうために、水分を吸収することができません。
そのために、枯れ死んでしまうということもありえます。
特に、幼い苗の場合は大きなダメージを受けるために気をつけたほうがいいでしょう。
根っこの被害があることによって育ちにくくなり、苗は枯れ死んでしまうことがあるので注意が必要です。
そのために、オケラ(ケラ)を見つけたら駆除・対策をする必要があります。
トンネルなどの穴を見つけたらその近くの土壌を掘って捕まえるか駆除するかしましょう。
オケラなど土の中の害虫にはダイアジノンという農薬がとても有効です。
オケラを予防するのにとても役立つので活用してみるといいでしょう。
オケラだけではなくほかの虫にも有効なのでとても便利ですので、駆除・対処にはもってこいの農薬になります。